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第32回能楽金春祭りパンフレットのご紹介

「路上奉納能」は千年の古儀を誇る「奈良金春」独特の能楽であり、平和を祈願し、泰平を喜ぶおめでたい曲です。路上能をひと目見ようと、毎年8月7日には沢山の方がご来場されます。今回は、毎回みなさまからご好評いただいているご案内パンフレットのご紹介です。

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【路上奉納能 UstreamとYouTubeによるライブ配信】
銀座金春通り会(所在地:中央区銀座、代表者:勝又和幸)は、公益社団法人金春円満井会(所在地:東京都杉並区、理事長:本田光洋)をはじめ沢山の皆様のご協力の下、2015年8月7日に銀座金春通りの路上で演じられる「路上奉納能」の模様を、USTREAMとYouTubeでライブ配信(史上初)いたします。
日時          :2015年8月7日(金) 午後6時~7時
配信アドレス      : https://www.facebook.com/komparuginza

※詳細はホームページをご覧ください
銀座金春通り会     : http://komparu-ginza.com/
公益社団法人金春円満井会: http://homepage2.nifty.com/komparu/

【銀座 金春(こんぱる)祭り路上奉納能 概要】
ネオンと提灯が照らす夜の金春通りを舞台に国土安全、天下泰平を祈る演目を披露します。

日時 :8月7日(金)午後6時開演 (終了予定 午後7時)
入場料:無料
場所 :銀座金春通り・銀座スリーエイトビル前 仮設御旅所

<出演者概要>
解説              :森 瑞枝(金春流能楽師)
能奉行             :矢田 美英(中央区長)
延命冠者(えんめいかじゃ) 狂言方:太藏 千太郎
父尉(ちちのじょう)    シテ方:金春 安明
鈴之段(すずのだん)    狂言方:大藏 吉次郎
弓矢立合(ゆみやのたちあい)シテ方:金春 憲和/高橋 忍/金春 穂高
笛               :寺井 宏明
小鼓              :幸 信吾
大鼓              :高野 彰
後見 シテ方           :横山 紳一
狂言方             :大藏 基誠
地謡              :辻井 八郎
:山井 綱雄
:井上 貴覚
:本田 芳樹
:本田 布由樹

※当日午後4時より、金春通りにて座席指定券をおひとり様につき一枚配布いたします(座席数には制限があります。)。午後5時45分までにご着席ください。座席券をお持ちでもそれ以降のご着席は出来ませんのでご注意下さい。座席券をお持ちでない方も後方での立ち見が可能です。観覧席の後部に、モニターTVをそれぞれ設置(2箇所)致します。
※雨天の場合は、当所で略式で演じます。尚、座席券は無効、立見になります。

【銀座金春通りと能楽金春祭りについて】
銀座八丁目の中央通りより一筋西側の通りを金春通りといいます。江戸時代、ここに能楽金春流の屋敷があり、金春稲荷が祀られていました。明治以降も金春通り・金春その芸者などに名を残し、現在も金春湯にその名を留めています。
「能楽金春祭り」は、江戸文化を継承すべく、「銀座金春通り会」(商店会)と「公益社団法人金春円満井会」(能楽シテ方・金春流)の相互協力により、1985年に始まりました。8月7日に金春通りの路上で演じられる番組は、いずれも千年の古儀を誇る「奈良金春」独特の能楽であり、平和を祈願し、泰平を喜ぶおめでたい曲です。

■能楽講座 (無料)
8月2日(火):講演『「上掛り」と「下掛り」』
金春 安明(金春流宗家)
8月3日(水):体験講座<楽器>「意外と知らない日本の音」

鳥山 直也(小鼓方観世流能楽師)
8月4日(木):講演『「羽衣」を読む』
高橋 貢(専修大学名誉教授)
8月5日(金):講演『植物と装束』
本田 光洋(金春流能楽師)
8月6日(木):体験講座<謡・仕舞>
金春 穂高(金春流能楽師)

■子供体験講座(無料)
小・中学生を対象にし、謡・仕舞の体験をおこないます。白足袋または白靴下をご用意ください

日時:8月2日(火)、4日(木)、6日(土) 12時~午後1時(11時半より受付開始)

■能楽写真展示(無料)
金春流の写真展示(撮影:辻井清一郎)、能楽師・カメラマンによるギャラリートークをおこないます。

日時:<写真展示>
8月2日~7日 午前11時半~午後6時
(最終日は午後4時半まで)

<ギャラリートーク>
8月3日(水)、5日(金)、7日(日) 12時15分~12時45分
会場:タチカワブラインド銀座スペース オッテ
東京都中央区銀座8-8-15 タチカワ銀座ショールーム 地下1階
電話:03-3571-1373

■銀座で味わうなら奉納能の薫り
「延命冠者」、「父尉」、「鈴之段」、それに加えて「弓矢立合」と、珍しい曲目の連続です。これらは毎年定期的に奈良の興福寺の薪能、春日若宮の「おん祭り」で奉納されてきた曲目です。すべて世阿弥時代以前の古い奉納曲目で、詞章も世阿弥以前からの古式を継承している事が特徴です。
650年前の奈良のテイスト・エッセンスを金春通りで味わっていただけます。

■金春(こんぱる)屋敷跡
所在地:中央区銀座8-6~8地域
江戸時代、幕府直属の能役者として知行・配当米扶持を与えられていた家柄に、金春・観世・宝生・金剛の四家がありました。能楽は室町時代に足利幕府の庇護を受けて発展し、安土桃山時代には熱心な愛好者であった豊臣 秀吉の庇護を受けて大いに興隆しました。
とくに、金春家は秀吉の強力な庇護を受け、能楽の筆頭として召しかかえられました。江戸幕府も秀吉の方針を踏襲して能楽を庇護し、金春・観世・宝生・金剛の四座を幕府の儀式に深く関わる式楽と定めました。
元禄6年(1693年)頃の江戸市中の状況を記した「国花万葉記」によると、金春大夫は山王寺(現在の銀座8丁目)・観世大夫は弓町(銀座2丁目)・宝生大夫は中橋大鋸町(現在の京橋)・金剛大夫は滝山町(銀座6丁目)に屋敷を拝領していたとされています。
金春家は、寛永4年(1627年)に屋敷を拝領したといわれ、寛永9年(1632年)の江戸図「武州豊嶋郡江戸庄図」には「金春 七郎」の名を確認することができ、現在の銀座8丁目・6・7・8番地全体を占めていたように図示されています。後に、金春家は麹町善国寺谷(千代田区麹町3・4丁目)に移りましたが、跡地には芸者が集まり花街として発展していき「金春芸者」といわれるようになりました。金春の名は、「金春湯」・「金春通り」などとして、今もこの地に残っています。
2003年3月 中央区教育委員会

「銀座金春通り煉瓦遺構の碑」
かつて銀座には世界でも珍しい規模の煉瓦街がありました。それは、英人ウォートルスの設計で明治5年(1872年)から明治10年にかけて建設、当時の国家予算の4%弱を費やし延べ10,460mという壮大なものでした。
1988年に金春通り会地域内からその煉瓦街の遺構の一部が発見されました。土地所有者の故松川 浩子氏のご好意で大部分は江戸東京博物館に展示され、その一部を当会で保存して来ましたが、中央区の協力で新煉瓦歩道を造るにあたり、「金春屋敷跡」説明板付近に「銀座金春通り煉瓦遺構の碑」(手でさわれる)が史跡として1993年9月に建立されました。

■扇で流派が分かるって本当?
能楽は、室町時代より足利幕府の奨励を受けて発展し、現在まで受け継がれてきた日本を代表する舞台芸術で、日本の重要無形文化財、ユネスコ重要文化遺産に認定されています。
能楽師には主役を務めるシテ方を中心に、ワキ方、囃子方(はやしかた)、狂言方があります。現在シテ方は金春流、観世(かんぜ)流、金剛(こんごう)流、宝生(ほうしょう)流、喜多(きた)流という五流派があり、金春流が最古の流派とされています。
この5流派は仕舞に使用する扇の文様や作りがそれぞれ決まっています。金春流は、5つの丸紋が描かれた「五星」で扇骨はまっすぐな自然の形の扇を使用します。各流派それぞれ特徴の異なる扇を使用しており、扇によって流派を見分けることが可能です。

■金春流ってなに?
金春流は能の謡や舞を担当するシテ方で、6世紀後半に活躍した秦 河勝(はたの かわかつ)を遠祖とし、現宗家 金春 安明が80世です。
金春という名は、能楽が大成された室町時代に鬼能に長じた毘沙王権守(びしゃおうごんのかみ)の子供が、金春権守という芸名を使ったことから生まれました。その孫は金春 禅竹(こんぱる ぜんちく)で、世阿弥の娘婿にあたり「拾玉得花(しゅうぎょくとくか)」「花鏡(かきょう)」といった秘伝を相伝され、「定家」「芭蕉」等の作品を遺しました。
能楽は戦国武将たちにも好まれ、豊臣 秀吉や徳川 家康も能を保護しました。その後も、明治維新などの幾多の荒波を乗り越えて現在に至っています。

◎金春流に関する詳細
「金春円満井会ホームページ」 http://homepage2.nifty.com/komparu/

【本リリースに関する一般の方からのお問い合わせ先】
公益社団法人金春円満井会
〒167-0042 東京都杉並区西荻北2-27-7 アルファ西荻窪2F
電話   :03-6913-6714
ファックス:03-6913-6775


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