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執筆者の写真樋口 理一

メロン

メロンの美味しい季節ですね!

フルーツの中でも高級なイメージがあり、贈り物としても人気があります。

メロンは、ウリ科キュウリ属のスイカやキュウリと同じウリ科の果物です。

原産地は東アフリカともインドとも言われており、正確にはわかっていないようです。

メロンの栽培の歴史は古く、古代エジプトですでに栽培が行われていたといわれています。

日本では、弥生時代の遺跡からメロンの仲間「マクワウリ」の種が発見され、このころから栽培が行われていたと考えられています。

日本で本格的に栽培が始まったのは、明治時代後半になってからです。

メロンの品種は非常に多く、果肉の色によって「青肉系」「白肉系」「赤肉系」に分けられます。

そして、果皮の網目の有無で分けられます。

網目のあるメロンを「ネット系メロン」、網目がないメロンを「ノーネット系メロン」と言います。

網目の状態のクオリティーは商品価値を左右する大きな評価ポイントです。

優れた網目の個体のほうが美味しいとされ、美しく見事な網目のものはそれ自体が芸術作品のように評価されます。

ネット系メロンの網目は、成長途中で果肉が膨張することによって表皮にひび割れが生じ、

ひびの隙間を埋めるように内部から分泌された物質(スベリン)が固まることで形成されます。

人間でいえば、あの網目は傷を治すカサブタのようなものだったのですね。

栽培方法はガラス温室栽培、ビニールハウス栽培、トンネル栽培があります。

・メロンの栄養

メロンは栄養価が高く、健康や美容に効果があるといわれています。

約90%が水分で、カリウムが豊富に含まれています。

カリウムは余分な塩分を排出する作用があるので、高血圧や肥満予防に効果的です。

赤肉系のメロンにはβ(ベータ)-カロテンが豊富に含まれています。

β-カロテンは体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持などの働きがあります。

また、βカロテンは抗酸化作用が高く、アンチエイジングやがん予防、免疫力強化などが期待できます。

・メロンの食べ頃

メロンは、収穫後に熟れはじめるので常温で保存しましょう。

メロンのおしりの周りを押してみて少し弾力を感じるようになり、メロンから甘い香りが立ってくれば食べ頃です。

食べる2~3時間前に冷蔵庫に入れて冷やすのをおすすめします。冷やし過ぎは香りと甘みが損なわれます。

カットしたものは種とわたの部分を取り除き、ラップをかけて冷蔵庫で保存します。

完熟後は、賞味期限が短くなりますので早めに食べましょう。

メロンは栄養価が高く、熱中症の予防や夏バテ防止にも効果的です。

水分も多く含んでいるので夏にぴったりな食べ物ですね。

メロンは種類が豊富です。食べ比べして、自分の好みのメロンを見つけてみるのもいいかもしれません。

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